17歳の夏休み
今から40年前程前の出来事です。
小学校の時から通っていた 北浦和の図書館で
ある本と出合った。
その本には 死の間際にいる人たちとの対話から垣間見た、臨死体験者が臨死中に見たり聞いたりした
事が書かれてあった。
死後の世界が実在すること、光の存在という神のような存在がいる事。
沢山の臨死体験者や医者などの証言をもとに精神科医が書いた本だった。
エリザベスキューブラーロスの書いた「死ぬ瞬間」という本をきっかけに人類共通の生まれた目的を探す探求へのきっかけを教えてくれた。
それから、臨死体験者に関する書籍や情報をくまなく収集する事となった。
臨死体験者が 光の存在から 必ず 聞かれるという
3つの質問。
私は 高校2年の夏に 人類共通の生まれてきた3つの目的を知った・・・。
![](img/429125_82897980.jpg)
目的地を知らないまま、何十年にも渡る旅に出かけるという事を想像できますか?
人生の目的があるとして、それと成功が一体どんな関係があるのか、と思うかも知れません。
人生レベルの大きな課題と、成功を手にする話は、長い目でつながっているだろうが、直接は関係いのではないかと思っているかもしれませんね。
驚くかも知れませんが、アメリカのミリオネアで、成功セミナーをする人達は、皆揃いも揃って驚くほどスピリチュアルなのです。
そして、人生の目的、自分の人生でやり遂げることを意識して、ビジネスを構築しています。
そして、ビジネスの目的を明確に持っています。
Mission Statement(ミッション・ステートメント)というやつです。
何のために、そのビジネスをやるかの明確な理由や目的が、使命として昇華されます。
自分が、人生でどうしてもやっておきたい事を選びます。
ビジネスは、自分のミッション(使命)を表現するステージでもあると考えているのですね。
仕事を お金を儲けるための、やむを得ない手段だとは考えていない訳です。
1日というスパンで考えてみてもビジネスをしている時間は長いですからね。
人生そのものです。
ですので、成功をする上でも自分自身の使命を自覚することが大切になってきます。
特に今のように価値体系が大きく変わろうとしていて、先行きが不透明な時代には必携となってきます。
何故なら、何をすべきか?どうしたらよいのかは 使命を自覚した人間にとっては自明の理なのです。
毎日、満員電車に乗り込み
その時々で良さそうな路線に乗り換えるだけで
目的地の分からない道をただ走ってゆく
自分を想像してみてください?
何の目的で生きているのかを知らずに
これから先何十年間も生きていく自分を想像してみてください・・・・・。
人類共通の生まれてきた
3つの目的を知る意味と意義に隠されている真実
![あなたの人生で最も重要な2つの日。それは、あなたが生まれた日、そして、その理由が分かった日である。](https://meditationscan.info/wp-content/uploads/2022/10/77dfb44e2c823b3e21d03450ba5a5a4f-300x232.png)
人は変化することを無意識に恐れています。
これは原始時代から本能的に、食べ、排泄し、寝る、
という非常にシンプルな行動を無目的に続けながら
暮らしてきた時代までさかのぼります。
原始時代は 寝ている間に肉食動物に襲われ死んでしまうかもしれない世界です。
寝る事は明日 生きて起きれないかもしれないという
死と隣り合わせの行為でもあった時代です。
それは、ある意味自然と調和しながら、動物として、
自然の一部となって無意味に生きていた時代です。
常に死と隣り合わせの時代で、周囲の変化に敏感でなければ1日たりとも生き延びる事が出来ない時代です。
そんなサバイバルな時代にあっても、人は常に快を求め苦を避けてきました。
つまり、変化を嫌い、安定を求めるという事です。
時間は何千年も流れ、寝れば明日の朝 生きて起きれないかもしれないという状況ではない時代に私たちは生きています。
しかし、変わっていなのは
<変化>に対する恐れが根底には存在しています。
人間にとって最大の変化の究極は<死>です。
究極の変化としての<死>を拒絶しようとすることに
人間が無意識下に持っている コンフォート・ゾーン
であると思います。
程度の差こそあれ、人は変化を拒否しています。
<成功>も実は<変化>です。
誰もが変化を拒む以上、無意識的に成功を拒んでいるとも言えるわけです。
少し極端な話のようですが、セルフイメージが低いと、成功目前で失敗を
してしまうような事を繰り返す人には充分あり得る話です。
これを【努力逆転の法則】と言います。
努力をするほど反対の結果になってしまうという法則です。
何故こんなことが起きるのか?
思考が現実化するなら、頑張った努力は叶うのではないか?と思われるかもしれませんが
どんなに成功する事を頭(意識)で考えていても、自分は成功できないとセルフイメージを持っていたら、どんなに努力して頑張っても成功できないセルフイメージが実現してしまうのです。
努力逆転の法則の元は【クーエの法則】であり
次の通りである。
① 意志は想像力に絶対勝てない。
② 想像力は意志の力の二乗に正比例する。
③ 意志と想像力が同調している場合、そこから生じる力量は、両者の和ではなく、積によってはかられる。
④ 想像力は誘導可能である。
※エミールクーエ博士はポジティブシンキングの元祖といわれ、自己暗示による独自の精神療法を開発、
薬屋の店主が薬を使わずに喘息や結核、がんにいたる広汎な患者を単純な暗示で完治させたことで有名になる。
さらにこの暗示法は自律神経訓練法の基礎ともなる。
潜在意識に働きかけることの有効性は、周知の事実ですが、いかなる方法が有効であるかと言えば、「イメージ」することであると説明されています。
もちろん、良いイメージには「リラックス」が必要で、充分なリラックスでないと意志の力を弱める事が出来ない。
必要なことは、意志の力ではなく、悪いイメージに引っ張っぱられて無意識脳をコントロールすることです。
成功を望んでいながら、成功という変化を恐れている・・・・。
この部分がブレーキとなって自分でも気がつかない
コンフォート・ゾーンという変化を恐れ、現状に安住したいと無意識にブレーキががかかっているのですね。
人生の成功はある意味、オートマチックです。
ブレーキを外せば、前に進むように出来ています。
頑張ってアクセルを踏まずとも、ブレーキを外すだけで
前に進む!
人間は不安がなくなると、より<死>を、つまり、<変化>を恐れます。
ピラミッドに始まり、多くの為政者たちは永遠のいのちを
求め続けたのは、栄華を極めた現世での唯一の障害は、死だったのです。
生きる事の不安を持たない人達だったから
より<死>という<変化>を嫌い、避けようとした訳です。
あらゆる富・名声・権力を極めた人達にとっても
死は最大のコンフォート・ゾーンなのです。
全世界を治めようと、全ての物を手中に収めても必ず死は訪れます。
この<死>という最大のコンフォート・ゾーンを超えていかない限り
私たちに安泰の時は何時までたってもやってきません。
多くの文明が<死>という最大のコンフォート・ゾーンを超えるために宗教を求めたのは
死後の世界でも、生き続けるという信仰により、生のコンフォートゾーンが死後の世界に移行しても
存続する事を願って、目に見えない死後の世界を信じる事で、今ある生のコンフォートゾーンを超えようと試みたものが宗教であり、死後の世界への信仰だと思うのです。
人類共通の人生の目的と個人の使命を自覚することは
人類共通の課題であるコンフォートゾーンを超える事を意味しているのです。
何故なら
初めにゴール(目的)ありきだからです。
スタートした地点で人間は
究極のゴールである『死』を
人は目指して生きている訳です。
だからこそ、最大のコンフォート・ゾーン(死)を超えるべく、
人類共通の目的への理解と
自分自身の人生の使命と課題を知り、理解・実践していくことが大切なのです。