60人を殺害したとされる事件が
発覚したのは
看護師が点滴に何かを注射するのを目撃されたことが
きっかけだった。

幸い患者は一命を取り留め、目撃された医師のマイケル・スワンゴは容疑を認めた。

しかし、病院の上層部は、殺人容疑の医師をかばい、病院の評判を優先して、
操作を妨害した。

その後も15年に渡り、病院から殺人のライセンスを付与された如く
推定60人を殺害したとみられ、成功した連続殺人犯であり、医師として
アメリカ犯罪史上稀にみる殺しのライセンスを病院から与えられた
される。殺害されたと見られる60人は患者だけではなく同僚や病院幹部も含まれます。

病院幹部は、正義よりも殺人鬼の居る病院として評判を落とすよりも
殺人鬼の医師を野放しにして、患者から訴えられることと、病院の評判を
優先した。

病院で働く多くの人たちは、高等教育を受けていたにも関わらず、スワンゴの凶行を知りながら
15年もの長きにわたり、誰も止めようとしなかった。

なぜ、頭の良い人たちは、人を救うはずの立場の人たちが、人を見殺しに15年もの間いたのでしょうか?

人の命の重みと、病院としての成功はトレードオフ(両立できない関係性)一方を尊重すればもう一方が成り立たない状態、2つ以上の欲求を同時に満たせないものなのでしょうか?
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